NHKの朝ドラ「半分、青い」ですが、ビデオをとって毎日見ています。主人公が、1971年生まれで、私とほぼ同じ年代を生きているので、懐かしさとともに毎日楽しみにしています。また私の出身の名古屋と、舞台となっている岐阜の言葉がほぼ同じなので、さらに親しみがわいています。
自分が初めて東京に来た時は、どんな気持ちだっただろう。高校、大学生の頃にどんな服装を着ていたかなぁ、確か、あの頃は小遣いをすべて、洋服に使っていて、ラルフの紺ブレやチャンピオンのパーカーを着ていたことを思い出したりしていました。また、主人公たちのようにマハジャロ(おそらくマハラジャ)とか行ってみたかったなぁと、ウブな学生時代を回想しています。
そして、この「半分、青い」の中で、ビジネスパーソンにとっていい意味でも、悪い意味でも、参考となる上司がいます。
それは、厳密な意味では会社の上司ではありませんが、現在の上司としてほとんどすべてやってはいけないことをするので、みなさんも反面教師として参考にしてみてください。
それは、少女漫画家の「秋風羽織」です。原作者の北川悦吏子のドラマでは「愛していると言ってくれ」では主人公を演じている豊川悦司です。あたり前の話ですが、あのドラマの豊川悦司が全くいなくなっています。
秋風羽織の主人公鈴愛(すずめ)への言動の代表的な例をあげると
・漫画家アシスタントとしてスカウトした。しかし、本当の理由は鈴愛が講演会で持ってきた五平餅が美味しかったので、五平餅を作ることや、掃除や食事を作るアシスタントとして雇っていた。そのことを本人に内緒にしていたが、なにかの拍子で勢いで飯アシスタントだということを伝えてしまう。
・本人の名前を言わない、岐阜の猿と呼ぶ
・鈴愛に対して、「何を言うとるんじゃワレ、一回死んでこい」と伝える
・鈴愛に対して、「おどれのその鳥の脳味噌ぐらいの頭、もっと有効につかわな、どないするんじゃボケ カス アホンダラ」と伝える
・原稿(ネーム)を無くした理由を鈴愛の掃除のせいにした。これまでにない最高の原稿だったと言って、鈴愛をクビにした。しかし、本当は自分が酔っ払って電子レンジの中に入れていた。しかも見つかった原稿は全然面白くなかった。
・鈴愛の失恋を喜んで、詳しく聞こうとする(一応漫画家としての意図はあった)
ここまで書くと最低な人ですが、見ている限り、本当に最低なところが多くて、なかなかです。基本的に自己中です。
ぜひ、一回見てもらって、自分も同じようなことをやっていないか、反面教師として参考にしてください。
しかし、最近はいい人になってきましたので、名言も紹介します。
「ある日、炎天下の日、百科事典を売って回りながら僕は決心しました。30前で覚悟を決めたんです。漫画家を目指そうと、仕事をやめ、バイトをしながら投稿を始めました。退路を絶ったわけです。一見、余計なことする時間も、回り道も、あっていいと思います。いろんなことがあって、すべてが「今」につながっていく」
「あなたのように感じたり、考えたりして生きていくなら、それは実りのある時間だと、私なんかは思います」