多くの企業では4月から新しい年度が始まるので、そろそろ来期の計画を考え始める時期ではないでしょうか?
また、年度末になっていくと、1on 1の面談などで、1年間を振り返り、来季の目標も作っていくことだろうと思います。
年度末の1on 1では、年度の振り返り、上司からのフィードバック、今後の職種や体制の希望、そして来季の目標を作っていくことが多いと思いますが、その前に、そもそも目標とか計画は、なぜ作る必要があるのでしょうか?
それを考えるために、あえて目標、計画なしで1年間過ごすことを考えてください。
もし、自分の部署や会社に計画がなかったらどうなりますか?
何もわかりません。
おそらく、いきあたりばったりのビジネスになっていきますよね。
必要な経費はどれぐらいか?
どれだけ売り上げや利益があれば、順調な状態なのか?
まるで航海図や地図を持たずに旅をしているようなものです。
自分一人で旅するのならまだいいのですが、組織で行動する時に、目標も計画もないまま進んでいくと、メンバーの考えや、見ている方向が違ってきて、同じ仕事をしていたとしても、チームワークはバラバラになっていき、結局前に進まなくなっていくことがあります。
また、目標や計画がないと、うまくいっているか、いないのかもわかりませんし、うまくいっていない時の修正もできません。
組織の目標や計画の話をしましたが、これは、組織の中にいる個人についても同じことです。
また、組織の目標は、個人の目標の足し算か、もしくは組織の目標の、人数もしくはチーム割りで作られていくと思いますが、理想的には、チームワークを発揮して、個人の目標の掛け算で、組織の結果につながっていくのがいいですね。
さて、1 on 1で部下に作ってもらう目標には、3つの観点があります。
1.部下がその目標にコミットできるもの
2.その目標を持つことによって成長できる
3.部下がその目標をやりたいと思えるもの
具体的には、「SMARTゴール」を意識してみてください。
ここで紹介するSMARTゴールは、一般でよく言われているSMARTゴールとは違うものです。
SはSpecific 具体的
MはMesurable 測定可能(数字など)
ここから一般的にいうSMARTと違ってきます。
Aは Accountable(自分がそのことに責任をもっている)
RはResonant(響いている)
TはThrilling(スリリング、ハラハラどきどきする)
次回は実際のSMARTゴールの作り方になります。