ゴールデンウィークですが、多くの方は行楽地に行ったり、キャンプに行ったっりして、家族と友人と楽しくBBQなどをしていたのではないでしょうか。私のゴールデンウィークは、企業でコーチング的アプローチを活用したチームビルディングを行なったり、娘のダンスの発表会の席取りで一人で2時間以上ならんだりしていました。。。
そのコーチングのチームビルディングで起きた話ではありませんが、コーチングの企業研修では、コーチングを純粋に学びたい、プロコーチになりたいと思っている人は、ほとんどいません。
どんな人がいるかというと、今の仕事にどのように活かせるか?、もしくは、会社に言われて、よくわからず参加した。という人だらけなのです。
また、コーチングの効果がわかりやすく期待できる、部下への指導のやり方、1on1の方法を学びたいというマネジャーだけでもありません。部下のいないマネジャーもいますし、マネジャーではないマネジャー候補生の方や、経営者や、スペシャリストのような人もいます。
そういった方は「コーチング」そのものを学びたいわけではないのです。
コーチングの研修やワークショップをやるにしては、ハードルが高いなかでいつもコーチングを伝えています。では、多種多様な期待や、やる気がある中で、私たちがコーチングを伝えている方法の1つが、BBQ方式です。BBQの中でも特に手ぶら型BBQ方式です。
この方法は、部下育成でも活用できるのでご紹介します。
手ぶら型のBBQ方式は、材料や道具は、キャンプ場がすべて用意してくれているので、本人は、ただその場に来て、焼いて食べればいいだけの方式です。都会でできるBBQ場では、そんな方式が結構増えています。
人にコーチングを教えるときのBBQ方式は、材料(コーチング)や事例は提供するのです。それを実際にどう使うかを、参加者に考えてもらうのです。
「この今まで学んで来たコーチング、職場でどのように使えそうですか?」
のような質問をします。そして、更なるポイントは、考えてもらうだけではなく、仲間になったつもりで一緒に考えるのです。一緒にBBQを楽しむ感じです。
部下の指導でも同じです。部下の指導方法にも、この方法は使えます。指示命令や、コーチングのように、質問をして考えてもらう方法に加えて、材料(自分の経験)を渡して一緒に考えるというBBQ方式も加えてみてください。
BBQ方式 例
「自分の経験は、今回のケースに使えるだろうか?一緒に考えてみないか?」
BBQ方式の利点は、上司の経験も伝えられるし、部下の主体性も出るし、共に考えることによる協働感もあることです。協働してBBQをする感じなので、肉奉行にはならないようにお願いします。
肉奉行 例
「それは駄目、まだはやい!」
「俺がやるから何もしなくていいよ」