1on1のためにコーチングを学んだので、部下に相談したいことあはあるかな?何か悩みとか、困っているとかそういったことがあるか?って聴いた時に、
「悩みはありません」
と言われて、何も話すことがなくなりました。どうすればいいでしょう といった相談をよく受けます。そのような場合は、平田さんならどうしますか?と聞かれます。
いくつかの対応が考えられますが、部下に行う1on1に良くある例として、部下が上司に相談したいと思っていない、相談したくない可能性があります。
理由の1つは、上司が部下の評価者であるからです。上司が仕事上の評価者であるため、弱みや悩みを伝えてはいけない、順調であることを示さなければいけない、そうしないと自分の評価が下がってしまう。もしかすると、そこまで意識的ではないかもしれませんが、無意識的に悩みの話をしない可能性があります。
まずは、部下に1on1をする時には、そういった前提があるかもしれないということを認識しておいてください。
また、1on1は部下の悩みを聴く場に限定しているというわけではありませんので、このようなケースに至った場合の私の引き出しを紹介します。
使い方としては、こんな話をしてみませんかという提案です。よかったら使ってみてください。
- 今よりもっと良くしたいことはなんだろう
- もともと持っていた目標について話してみようか
- では、せっかくなので今の仕事を通じて達成したキャリアについて話してみないか
- 今の仕事の成果を5倍にするならどんなアイデアがあるだろう
- 悩みのない要因はなんだろう
- ◯◯さんの調子の良さを、他のメンバーに共有するとしたらどんなところがあるだろう