2018/07/10

成果を残す2人のマネジャーの違い

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高い成果を残す2人のマネジャーがいました。成果は残すけど、離職率が高い山田マネジャー、もう一人は部下からの信頼が厚く、成果も残す後藤マネジャー

山田マネジャーは、自分にも他者にも厳しい性格で、会社は一番早く出社して、一番最後に帰宅し、自分で決めたTO DOリストを残すことはない完璧主義のマネジャーでした。

山田マネジャーは部下全員に対して、毎週1on1のミーティングを実施していました。そのミーティングでは、一週間の行動の報告と新しい週の予定を確認していました。

そうやって1on1のミーティングを続けていくことで、部下の行動をしっかりと把握することができるので、上司としてはこのミーティングはいい取り組みだと思っていました。

上司は、部下からの1週間の行動報告に対して、改善案や指示を伝えていました。部下としても、毎週1on1のミーティングがあるため、そこに備えて予定をしっかり立てるという行動については、良いサイクルが生まれているように見えました。

ところが、1on1のミーティングのサイクルを回していくうちに、いつしかミーティングにかける時間がどんどん長くなっていきました。

部下に成果を残してもらいたい思いのもと、成績の悪い部下に対して、行動を事細かく指摘するようになってきたのです。

また、マネジャーが部下のために様々なアイデアを考え、行動の指示を与えることが続いたので、部下にとって1on1のミーティングは、上司から指示を受けるためのミーティングだという認識になっていきました。

こういったミーティングが続いていき、山田マネジャーは、部下の仕事のすべてをマネジメントするようになっていき、それにつれて部下が自ら考え行動するということが減っていきました。

部下の仕事は、山田マネジャーが決めた行動を、日々こなしていくことになっていきます。

結果として、チームの成果は上がりましたが、部下は毎週の1on1のミーティングのために仕事をする状態になり、仕事に対するやる気やモチベーションは失われていきました。

一方、後藤マネジャーも同じく1 on 1のミーティングを毎週していました。

後藤マネジャーと山田マネジャーの違いは、質問の向け先でした。後藤マネジャーはミーティングで山田マネジャーと同様に行動の確認をしていましたが、それに加えて、部下の考えや、部下が成果が発揮しやすい環境を聴いていました。

「○○さんは、どのように進めていきたい?」
「○○さんは、どうすれば働きやすい?」
「自分がどのように関わるのが、○○さんにとって役に立ちそうかな?」

2人の違いは、上司が行動を管理するか、それとも、部下が自主的に動きたくなるような環境を作っているかの違いでした。

部下が一番力が発揮できる環境は部下自身が知っているという後藤マネジャーの関わりは、部下にとっては、多くのことを自ら考えなければいけなくなり、実際のところ考えることが増えました。

しかし、自ら考えたことなので、仕事に対する当事者意識は、山田マネジャーのチームとは大きく違っていました。
部下は自分で仕事をしている感、仕事を回している感、責任感強く仕事をこなしていきました。

後藤マネジャーは、部下が自ら考えて行動をするためのサポーターとして、成果を残していきました。

山田マネジャーは後藤マネジャーに言いました。

「よく、そこまで部下を信頼できるね、自分には怖くてできないよ」

後藤マネジャー

「自分にとっての理想の上司像を考えたときに、自由にやらせてくれて、信頼してくれる上司がいいと思ったんで、それを実践しているまでだよ。」

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