2019/01/18

三位一体がコーチングを機能させるコツ

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私がコーチとして初めて企業から依頼を受けてコーチングをした時の話です。

企業の人事部の方から「能力もあり部下からも信頼を受けているマネージャーなのですが、上司や会社の方針に反抗的なところがあってそれを改善させたい」という依頼を受けてコーチングを行ったことがありました。

コーチングを継続して3ヶ月経過した時に、人事の方と私とで話をしたところ「相変わらず反抗的な言動があり困っている、あまりコーチングを受けたことの成果が見られないという報告を上司から受けている」というお言葉をいただきました。

コーチとして残念なコメントをいただき、私もどうしたらいいかと考えました。

そこで私から「では一度コーチ、クライアント(部下)、上司の方(と人事の方)で話し合いの場を設けませんか」と提案をして実施しました。

話をしてみると上司、部下、人事とそれぞれの見えているものや考えの違いがあることがわかりました。そしてその時間ではわだかまりが解消されたわけでもありませんでした。ですので「また改めて話し合いの場を設けましょう」と言って話し合いの場を終えました。

しばらく経って私から人事の方に次回のスケジュールについて連絡を取ったところ「今は問題がないようなのでしばらくこのままでいこうと思います」とのこと。

クライアントからも上司についてのテーマが出てこなくなったので聞いてみると「もう気にならない」という返事が来ました。

どうやら話し合いの場を持ったことでそれぞれ相手が何を考えているのかが分かり安心感を得ることができ問題が問題でなくなったようでした。

私も不思議に思えましたが、考えの違いはあれど「部下の成長を応援するためにコーチングの機会を持っている」という何のためにコーチングを実施しているのかについて合意はできたことがこのような結果になったのだと理解しました。

私自身もホッとしたのと、その後コーチングがより機能し始めたのを覚えています。

私も未熟だったため個人契約のコーチングとほとんど変わらずに人事の方から事情を聞いただけで始めてしまったのは反省すべきことで、それ以来最初に必要なな方に話を聞いたり、全員で話し合いの場を持った上で始めるようになりました。

人は心理的安全が確保されると本来のパフォーマンスが発揮されます。コーチングを受けるのはクライアントさんだけですが心理的安全を生み出すのはその周りの方達あってこそです。

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