先週末CTIのコーチングコースのリードでのことでした。
今年から新しく入ったリーダー(講師)に
「テキストにこんなことが書いているよ」
と伝えられました。
正直、「えっ こんなこと書いていたっけ」でした。
なぜなら、このテキストは自分達が翻訳をしていて、しかも何十回も教えているのですべて頭に入っていると思っていたからです。
それは、驚きとともに、今まで何かしっくりきていなかったことがしっくりと来た瞬間でした。
仕事を続けて経験を経てくると仕事の要領がわかってきて、より生産性を高めるために、自分のやり方でポイントを抑えた仕事の進め方になっていきます。
しかし、そのことにより見逃してしまうポイントも出て来るのです。
今回は後輩からのフィードバックで気づくことができました。
あなたは、部下や後輩からフィードバックを受ける機会はありますか?
フィードバックは人が成長する、とても重要な機会です。
フィードバックは相手の仕事を評価判断するものではなく、より相手の成長を願って行うと効果的です。
では、生産性を高めながら、質を担保していくフィードバックをどのように行えばいいかですが、管理職の方は部下に面談をする機会があると思いますが、そこでの面談のポイントにこのことを加えると、部下の成長とともチームの生産性も変わってくるでしょう。
それは、
「上司の関わりが部下にどう役立っているか」
をフィードバックしてもらうということです。
例えば、CTIでは普段2人のトレーナーのコーリードで進めているので、先輩、後輩関係なく、お互いで以下のようなポイントでレビューをしています
☆質の担保というポイント
・相手のできなかったところ、伝え方がわかりにくいところフィードバックする
・参加者への関わりや、学びの作り方
などに加えさらに
☆ 自分の関わりが相手にどう役立っているか
・コーリーダー(パートナー)が働きやすい環境を作ったかどうか
・コーリーダーの成長に向けて強みを伝えているか
・自分がコーリーダーに対して効果あるフィードバックができているかどうか
このように自分の関わりが相手にどんな影響を与えているかを話すことにより、よりお互いが
力を発揮できる状態になっていきます。
すこし勇気がいることかもしれませんが、部下に、上司である自分の関わりがどう役立っているかをフィードバックをもらう機会をつくってみるのはどうでしょうか。