今日から八ヶ岳の山麓でコーチングのトレーナーのトレーニング合宿がスタートしました。
内容はトレーニングなので、企業で言うと企業研修に近いものですが、実はかなり独特的な方法で行っています。
その一つは、
「なかなかトレーニングを開始しない」
お昼からスタートして、トレーニングを開始したのは17時ぐらいからでした。
それでは、何をしていたかというと、このメンバーでトレーニングするにあたり、気になることを話すということをします。
実はこの気になっていることを話しあうことが、研修やトレーニングの生産性に大きく影響します。
研修やトレーニングを受ける時に、参加メンバーとの間の関係性や自分の状態で気になることがあると、それが気になって、研修の場に100%の状態で参加することができなくなります。
そのためトレーニングを開始する前に、「スペースチェック」という方法で自分の状態をチェックします。
そして、気になっていることを話すことによって、意識を集中すべきところに集中することを行います。
これをやるのとやらないのでは、研修やトレーニングの生産性が変わってきます。
実際に今日もその時間を多く取ることにより、その後のトレーニングの中身が非常に濃いものになっていきました。
そして、ユニークな点のもう1つは、トレーニングの進行が予定通り進まないということです。
私たちはトレーニングの進行より、以下の2つを大事にしています。
・トレーニングの「アウトカム」
・トレーニングで「大事にする共通の考え方」
アウトカムとは、トレーニングが終わったあとのメンバーの状態
大事にする共通の考え方とは、例えば「トレーニングでは本気のフィードバックを行う」、「トレーニングは全員が積極的に参加する」ようなことです。
この2つを最重要と考えて、進行をその場で臨機応変に変えていきます。
実際のところ、研修やトレーニングで一番重要なところは進行通り行うことより、研修やトレーニングで求めてていた結果が得られることです。
研修やトレーニングでは、何を大事にするかを決めることが、効果を最大化させることになっていきますので、よかったら参考にしてみてください。