動画時間5分32秒
評価面談で上司が意識すること
あなたは部下への評価面談でどのようなことを意識していますか?
評価面談で何を話せばいいかわからない、評価面談が苦痛な時間だと思っている上司は、実は少なくありません。
本当は評価面談の場で、部下のやる気を上げたいと思っているのに、やり方がよくわからないという声もよく聞きます。
実際のところ、そういった方の面談の内容を聞いてみると、評価面談のほとんどの時間を上司が話している時間に使っています。
評価面談で意識してほしいポイント
評価面談で取り扱うことを大きく分けると役割と人の2つに分けられます。
具体的には以下の項目になります。
【役割】
・部下の1年間の活動を評価基準に基づき、適切に評価をすること。
・会社の経営方針や戦略を部下に伝えること。
【人】
・部下に対して、強みや伸ばしてほしいところを伝えること。
・部下の意見や今後の希望について聴くこと。
ここで注意してもらいたいことは、上司が一方的に話しをしないということです。
評価面談では上司から部下に対して、アドバイスや方針を伝えることがあると思いますが、それと同様に部下の考えを聴くことも重要になります。
しかし、なぜか評価面談の場においての沈黙が怖いので、上司がずっと自分の過去の体験などを話し続けてしまうことがあります。
適切な質問
部下の意見を聴くときには、ぜひ拡大質問を使ってください。
拡大質問は「はい」「いいえ」で答えられるような2択の質問ではなく、
「将来はどんな仕事をしてみたいですか?」
のような、相手に深く考えてもらう質問です。
そして、拡大質問をすると出て来ることが、沈黙です。
拡大質問の答えを考えているときには、その場は沈黙状態になりがちです。部下が拡大質問により沈黙している場合は、部下の考えが頭の中で整理されたり、今まで考えていなかったような答えを自ら探していると思って、上司であるあなたは、その沈黙に耐えてください。
また、質問は部下自身の考えや行動を整理するためにも有効な関わりです。
拡大質問の詳細はこちらをご覧ください。